リワーク認定施設

リワーク認定施設

一般社団法人日本うつ病リワーク協会では、質の高いリワークプログラムを社会へ普及させていくためリワークプログラムを実施する施設のうち適切な内容の施設を認定いたします。

No 認定施設名 所在地
(1) メディカルケア虎ノ門リワーク・カレッジ®、リワーク・スクール、
リワーク・ゼミ、土曜フォロー
東京都港区虎ノ門
(3) 栄仁会京都駅前メンタルクリニックバックアップセンター・きょうと 京都府京都市下京区
(4) NTT東日本関東病院職場復帰援助プログラム 東京都品川区東五反田
(5) さっぽろ駅前クリニック北海道リワークプラザ 北海道札幌市中央区
(6) 品川駅前メンタルクリニック東京リワークキャンパス 東京都港区港南
(7) 心の風クリニックリワークデイケア 千葉県船橋市
(8) かなめクリニックリワークデイケア 福岡県北九州市
(9) 杏和会阪南病院リワークプログラム 大阪府堺市
(10) 医療法人明心会
ルーセントジェイズクリニック
リワークセンター
愛知県名古屋市西区
(11) 社会医療法人 緑峰会 養南病院リワークセンターSMAP 岐阜県海津市
(12) サンピエール病院リワークセンター 群馬県高崎市
(13) 桜が丘病院リワーク・リハビリテーションセンター桜が丘 熊本県熊本市西区
(14) 医療法人社団 五稜会病院リワーク ヴィレッジ® 北海道札幌市北区

日本うつ病リワーク協会_リワーク認定マーク

「リワーク認定マーク」

当協会の認定制度である「施設認定」と「スタッフ認定」について、基準を満たし認定されたことを証明するマークです。“ R”と“W” をモチーフに、人が職場復帰に向けて階段をのぼっていく姿をイメージしたデザインです。

施設認定を受ける目的

リワーク施設認定は、リワークプログラムの理念や標準的中核プログラムの適切な普及と、医療サービス提供の水準の向上を目的とし、新たに定められた制度です。患者様へ質の高い医療を提供し、社会的にもリワークの認知度や必要性を高めていくためには、リワーク施設自体が自律的に問題に対処し、結果を生み出していくことが求められます。施設認定では、リワーク施設に対する組織全体の運営管理および提供される医療サービスについて評価を行い、リワーク施設の位置付けや問題点を明らかにします。このことにより、更なる改善活動を推進し、体制の一層の充実や医療サービスの質の向上に寄与いたします。

効果と利点

現状の客観的把握

改善すべき問題点が明確になります。リワーク施設認定についての体系的な審査により、優れている点や改善すべき問題点が所見により具体的に示されますので、施設の現状を客観的に把握することができます。

改善のきっかけづくり

改善すべき問題点が明確になります。調査を受けるための準備が改善のきっかけとなります。施設認定申込み後に開始される審査に向けた書類の整備や、自己評価等により実地調査に向けた準備を進めることそのものが、医療の質の向上と効果的なサービスの改善につながります。

効果的で具体的な改善目標の設定

改善すべき点には、早急に取り組むべき課題や解決が困難な問題などさまざまですが、調査を受けることにより効果の上がる具体的な改善目標を設定することが可能となります。

職員の自覚と改善意欲の醸成

第三者から指摘されることにより、問題点について共通した認識を持つことができ、管理者も各部門の現場も改善意欲が向上して主体的な取り組みが期待できます。

認定証による患者の信頼

問題点の改善に努め成果を上げているリワーク施設には、認定証が発行されます。それを院内に掲示することにより、医療に対する信頼を向上させることができます。

申込から認定の手順

  • STEP.01説明会参加
    施設認定を申請するには年次大会に合わせて
    開催される説明会に参加する必要があります。
  • STEP.02申込
    施設認定の申込みに向けて
    「施設認定申請書」を事務局へ提出
  • STEP.03事前提出
    書類提出
    事務局で施設認定申請書の受理確認後、
    事前提出書類を2部ずつ揃え事務局へ提出
  • STEP.04書類審査
    書類審査を通過した施設より
    訪問審査へ進みます。
  • STEP.05訪問審査
    2名の調査員で2日間訪問し
    訪問審査を行います。
  • STEP.06中間的結果報告
    各項目の評価・所見について中間的な
    結果報告を申請施設へ送付します。
  • STEP.07補充的審査
    中間的な結果報告に対し、事実誤認や疑義について意見申述し、
    改善対応を図り補充的な審査を受けることができます。
  • STEP.08最終結果報告
    中間的な報告書と補充的な審査の結果を反映した最終的な審査結果報告書を認定委員会で審議し、改善が必要と判断される項目が含む場合は7項目の留意事項に考慮して認定又は認定保留について審議します。判定について理事会に答申、理事長が決定します。
  • STEP.09結果通知
    合否について施設へ連絡します。認定保留となった場合は改善要望事項に対応し6ヶ月以内に再審査を受審します。6ヶ月を過ぎた場合は、認定留保を取り消され改めて申請をすることになります。
  • STEP.10更新
    5年ごとに更新手続きが必要となります。

手続の方法

施設認定を受ける場合

以下、施設認定の申請書をダウンロードし事務局へメールまたはFAXで送付してください。

  • ※事務局より受理した旨の連絡が無い場合は、受理できていない可能性がありますので事務局宛にご連絡をお願いします。
  • ※施設基準ガイドラインや事前送付資料、当日準備書類を確認し、準備ができたところで施設認定の申し込みをしてください。
  • 2023年度予定
  • 施設認定説明会
    2023年9月20日(水)19時00分~20時00分
  • ※ZOOMによるWeb開催 申込受付は2023年8月17日頃より開始予定
  • 2023年度 施設認定申請受付
  • 2023年9月21日(木)より2023年10月20日(金)まで
  • 申請費用
  • 書類審査費用 50,000円
    訪問審査費用 300,000円
  • 現地までの往復交通費と宿泊費等、調査員2名の現地訪問に係る諸経費が含まれます。書類審査を通過し、訪問審査の決定後、事務局より指定口座を通知します。払込期日までにお支払いいただきます。

更新手続きの場合

更新満了の6ヶ月以上前に事務局より更新手続きに関する連絡を差し上げます。
その内容を基に更新手続きを進めてください。

Q&A

Q. 産業医資格について


  • Q1産業医資格が望ましいとあるが、一人でもいいのか。月1日だけでもいいのか

    A1リワーク担当医ではなくてもいいということにしている。本当はそれが望ましいが、現状では非常勤医師でもOK


  • Q2医師が産業医の資格を有していることが望ましいとありますが、今後、当院といたしましてはサテライトクリニックを開設する予定でおり、そこでリワークデイケアを実施する予定でおります。クリニックでの常勤医は産業医の資格を有しておらず、母体の病院には産業医資格を有する医師は複数名在籍しているのですが、そういった場合は認定条件をクリアしていることになるのでしょうか?

    A2母体の産業医と定期的にカンファレンスなどをもち、産業医の視点を導入できていることを証明できるような資料があれば問題ないと思います。

Q. 失職者について


  • Q1とくにジョブコーチを利用はしていないが

    A1説明があれば十分

Q. 費用について


  • Q1申請費30万円ということだが、再調査には費用は発生するのか

    A1再調査は改めて費用は発生する。訪問する場合としない場合が想定されるため、その場合の費用は異なる。

Q. 当日準備資料について


  • Q1直近の3ヶ月分の日誌ということだが、具体的に教えて欲しい。

    A1適時調査に必要な日誌と同じ。


  • Q2リワーク他のプログラムのデイケアと合わせて1単位なのでそれで日誌を作成しているが、それで良いのか。

    A2OK


  • Q3家族支援に関する書類について、具体的に教えて欲しい

    A3明確なものはない。施設それぞれで違う。個別対応でもOK


  • Q4これから書類の整備をしていく中で、質問を受け付けてもらえるメールアドレスなど

    A4お問い合わせは日本うつ病リワーク協会宛てメール
    information@utsu-rework.orgでお願いします。

Q. 合否判定について


  • Q1合否判定について教えてください。

    A1全項目のうち、努力義務になっているのは1項目のみ。連携のうち、就労復職支援は努力義務だが、その他は必須項目としている。

Q. 職場を想定した雰囲気、環境について


  • Q1具体的に面積等についてはとくに規定はないか。

    A1それはない。職場といってもいろいろだろうとは思うが、例えば料理をする仕事でなければ、調理設備が大部分を占めているというのはおかしいだろうという判断。


  • Q1施設基準の中で職員の研修について。リワークに関わる職員のみか?その他外来の看護師といった職員の研修参加等も必要か。

    A1リワークの職員のみ。

Q.書類について


  • Q1前年度分の研修歴とあるが、今年度開設したがその場合はどうなるのか。

    A1リワーク経験のある研修に参加歴のある職員がいるなら、申請自体は可能。その場合はその職員の研修歴を出してもらえば良いのではないか。


  • Q1説明会に参加したら、申請可ということだが、来年に申請するなら来年もう一度説明会に参加しないといけないのか。

    A1現時点では、一度参加されたら、今後申請OK

Q.5年おきの更新について


  • Q1調査が入るのか?事務手続きのみか?

    A1更新の手続き方法については現在検討中です。

Q.不合格について


  • Q1不合格になったらどうなるのか。施設会員・個人会員とがあるが、3段階の資格があるとの認識で良いか?

    A1日本うつ病リワーク協会から外されるとか、リワークと名乗ってはいけないのかということはない。会員として不利益ということはない。独立した制度と考えてもらっていい。

Q.他院との連携について


  • Q1評価との共有は他院主治医か?それとも当院のリワーク担当医か?

    A1リワーク担当医との情報共有とは最低隔週必要ではないかとの認識。他院主治医との連携は、可能な限りだが、最低2ヶ月に一度は連携を取る必要があるのでは

Q.個別計画について


  • Q1デイケアの個別計画で良いか?

    A1OK


  • Q1・90分間連続して行うプログラム2時間半のデスクワークの中に心理療法60分が入っているが、週1日だが、これはどうか。・回復段階3段階について。当院はベーシック→アドバンスの2段階だが大丈夫か。

    A1初期、回復期、復職期など3段階は必要だろうとの認識。これも努力してもらいたい。

Q.実地調査について


  • Q1実地調査時、医師に対してヒアリングとか面談はある?

    A1管理者医師にはご挨拶程度には会わせていただく。デイケア責任者にはずっとついていただく。施設認定書類等はコメディカルではわからないこともある。その場合は事務方にもご協力いただきたい。

Q.アウトカムについて


  • Q1評価要素の「③修了者の割合」「④修了者の6ヶ月後の就労継続率」などに出てくる『修了者』の定義は、どのようになりますか?例えば6か月間の専門プログラムを修めた者ということなのか、プログラムだけでなく、様々な支援を受け修めた=支援を終えた者ということなのか、どこの時点を修了の起点にすべきかを含めてお教えください。

    A1わかりにくい表現になっていて申し訳ありませんでした。 「修了者」とは、注)に書かれている「復職者とは、復職して給料をもらうようになった人のことを表す」とされた「復職者」のことを指します。例外としては、これも注)にありますが、プログラムの途中で離職してしまった人が引き続き参加を継続し再就職に至ってプログラムを修了した場合には修了者としてカウントできることとします。