一陽会病院「社会生活サポートセンター MIRAI リワークプログラム」 リワーク施設紹介

 2024年3月1日に訪問し、心理士の遠藤宏美様と副院長の星野研洋先生からお話をうかがう。

 一陽会病院は昭和34年に創設され、昭和40年代から患者の地域以降に力を入れ、退院患者会の組織、共同住居やグループホームを開設することには早期より取り組んでいたが、その一環として2010年4月から病院の前にデイケア用の新しい建物を建築した。その半年前から病院でのデイケアでリワークをはじめ、建物完成と同時にリワークも本格的に開始した。

 現在は「社会生活サポートセンター MIRAI」と命名され、復職を目指す「リワークプログラム」と就労を目指す「プレワーク」(10名登録、2名参加、平均年齢48歳)がデイケアで行われている。また、心の病気の方の在宅支援として訪問看護・訪問支援が行われている。

 同法人では他に従来型のデイケア「ハーモニー」(80名登録、30名来所)が別の建物で開催されている。

 「リワークプログラム」の利用は、現在休職中で、原則店員が必要である。通所期間は、半日からの利用も可能としているが、概ね3か月以上の通所となっている。定員は20人となっている。スタッフは医師の他は看護師、作業療法士、精神保健福祉士、心理士各1名が専従となっている。

 プログラムは週5日のデイケアで実施され、午前中は毎日、集団でのプログラムが行われるのが特徴である。

 月曜は利用者が悩んでいるテーマを募り、仲間通しで相談に乗る「ピア・カウンセリング」、火曜は薬・栄養・社会制度・復職について学ぶ「講義」、水曜は10回1クールで行う「認知行動療法」、木曜は卓球やエアロビなどの「スポーツ」、金曜は小グループで1週間の振り返りをおこなう「グループワーク」を行っている。

 午後は毎日オフィスワークとなっているが、読書・脳トレ・新聞タイピング・パソコンの練習ソフト、課題レポートなどの個別的課題を設定して作業を行うとともに、スタッフとの個別面談の時間となっている。

 プログラムの段階は明確に決められておらず個別に対応する形で進むが、リワーク期①として半日~1日利用で生活リズムを整え、新たな集団に参加してなれる期間、次いでリワーク期②として休まず参加できるようになり、他メンバーからの気づきを得て休職に至った経緯を振りかえり、ストレス対処をする時期。

 リワーク期③として、負荷をかけながら課題遂行能力を向上させ、職場と連携し復職に向けて準備する。復職準備期として、試し出勤なども行い、復職を目指す時期、を定めており、これらの段階を確認しながら個別に対応している。

 職場との連携は、施設側から行っていないが、職場から連絡があれば実施している。復職後のフォローとしては、月2回土曜に心理職による認知行動療法を実施。

 2023年の実績としては40名(男性29名、女性11名)の登録者がいたが、1年間で終了者30名のうち復職者が22名で復職率は73%、残り10名はプログラム継続中であった。

 利用者の背景は公務員や教員が24名で、事務職が多かった。平均の利用期間は6か月程度で、神経発達症が背景にありそうな利用者が8割くらいを占めるという。

住所 グーグルマップ〒960-8136 福島県福島市八島町15-27
TEL 024-534-6715
サービス デイケア/ショートケア
営業時間 【月・火・水・木・金】9:30~15:30
保険適用 適用
勤労状況の条件  
主治医の条件  
主なプログラム ピアカウンセリング/講義/認知行動療法/スポーツ/グループワーク
心理療法的手法の有無
最寄りの交通機関  
患者様の住居地  
利用交通機関  
ホームページ https://www.ichiyo.jp/
その他特徴  
備考